ラングリッサー 光輝の末裔

タイトル画面

1994 - メサイヤ - PCエンジン CD-ROM2

総合評価:★★★★★★★★★☆(名作) - 手ごわいファンタジーSLG

当サイト初の日記兼感想文はタイトルの通り「ラングリッサー」。今もスマホゲームなどで展開が続いている名作シミュレーションの初代作。クリア直前ですが、もうここまで来たら印象は変わらなそうなので書いちゃいます。
メガドライブで先行発売していたものにボイスやシンセサイザーによる生音BGM、ゲームバランス調整をしてPCECDで出しなおしたマイナーリメイク版です。
秘剣「ラングリッサー」を守るバルディア王国に、世界制覇の野望を掲げ侵攻するダルシス帝国。城から脱出したバルディア王子レディンが帝国、そして背後にいる闇の軍勢に立ち向かいます。
SRPGには、タクティカルコンバットのRPGといえる「自由育成型」とユニット成長要素のあるストラテジーである「資源制限型」の2通りがありますが、今作は後者。限られた経験値を最大限生かす硬派なストラテジーです。

プレイショット1

「ファイアーエムブレム」に代表される剣と魔法の王道ファンタジーなシミュレーションですが、あちらは(当時の「紋章の謎」が)シンプルかつ計算可能なとっつきやすさ最優先のシステムなのに対し、こちらは「ファミコンウォーズ」「ネクタリス」をあのままファンタジーキャラゲーにしたらどうなるか、といったもので、その軸になっているのが「傭兵」と「相性」システム。
まず傭兵からですが、今作のユニットはモブ兵士とそれを率いるネームドユニット(指揮官)の2種からなります。簡単に言えば「兵士は事前にお金で雇い、やられてもデメリットはないかわりに間接攻撃手段がない。指揮官のそばでないと本気を出せない」「指揮官はキャラそのもの。やられると傭兵ごと全滅しそのマップ中撤退する代わりに魔法(FE風花雪月でいう計略や遠距離魔法)が使える」というもの。
相性は文字通りで、「歩兵は弓兵に、弓兵は騎兵に、騎兵は歩兵に強い。飛行兵は弓兵に弱くそれ以外に強い。水兵は水上でだけ最強で他では弱い」というものです。
あとは細かいところでは「HPが減ると攻撃力も減る。ちなみにHPは一律10」「移動後に魔法は使えない、つまり移動後遠距離攻撃の手段はない」「兵士は指揮官のそばでターンを終えると、指揮官はその場で治療コマンドを使うとHP回復」など。

ということでお察しの通り、今作は当時のゲームとしてはずば抜けた戦術性を誇ります。SRPGどころか(今でいうなら)「Into the Breach」などの純粋なターンベースSLGと比べても遜色ありません。
本作は初代作ながらゲームバランスだけならばシリーズ最高傑作といってもよく、その理由は続編以降と違い「遠隔再移動」「即時行動可能なワープ」「敵の一個隊を一撃で無力化できる攻撃魔法」といったバランスブレイク魔法が存在しない点にあります。最後(メテオ)はちょっと微妙ですがさすがにそれ一択レベルの強さではありません。
また相性要素も序盤のにぎやかし程度のものではなく、「素で殴り合ったらまず強い側が勝つ」ぐらいの影響力があります。そしてそれも「事前に攻撃魔法で弱らせる」「地形効果を得る」「強化魔法でごり押す」など覆る例はいくつもあり、また敵も同じことをしてくるのでそれを防ぐべく「なんとか指揮官を弱らせて治療するしかない状態に追い込み魔法をつぶす」「弱った兵士を元気な兵士で守り、指揮官のそばに引っ込めて治療する」など……。
はっきり言ってこの時代にこのシステム完成度は衝撃です。数値で殴り合うだけのものでなく戦術次第でいくらでも挽回でき、また終盤は消化試合なんてこともないので骨太なゲームに仕上がっています。
またキャラクターデザインもコミカルさ皆無のアダルティなもので、ヒロインだけでなく男キャラすら色気があります(「うるし原」で検索だ!)。FE紋章ともども後のアニメ系ゲームの源流といえます。

ただし欠点も以上の長所の裏返しで、高すぎる戦術性ゆえ挫折しやすさも産んでいます。強化魔法の追加やキャラロスト撤廃など、一番最初のメガドライブ版と比べたらだいぶ優しくなっていますがそれでも初心者には難しいです。
最初のほうの自軍がかなり弱い、しょっぱなからまともに戦えない敵との消耗戦を強いられる、NPC救出などで急かされる場面が多いなど、近作SRPGしかやってない人がそのノリでやったら確実に心が折られます。
ただFEでいったら「暗夜」ハード以上ほどの理不尽ギリギリではないので、「風花」煤闇の章みたいなのもっとやりたい!な方にお勧めです。

そんなわけで、最初の評価の通りめっちゃ面白かったです。RPG要素も残しつつ当時のできる限りで戦術性を追求した名作といえます。 プロジェクトEGGで今でも遊べるので(WiiVCでも配信されてたが終了済み)、Steamゲーの感覚で気軽にどうぞ。

ー--以後ページ作成前筆ー--

2022年4月29日

そんなわけで今回のお題は「ファイアーエムブレム」と「ラングリッサー 光輝の末裔」。
(中略) ラング側はシナリオ12クリア。正規クラスと二者択一のナーム以外隠しクラスで運用してますが、**レディン隊がおかしい。**完全に主人公無双で、もうなんかラスボスも瞬殺できるんじゃないかというレベル。いや未クリアなんでわかりませんが。

2022年5月1日

さて、今日のゲームも「ラングリッサー」。シナリオ14まで進みました。 実は1回セーブをすっ飛ばしており、ここ以後は初見となります。クリスがアーチメイジ、ジェシカ様がハイプリーストになって開花したのですが、ジェシカ隊がおかしい。ネックレス装備で指揮範囲6マスの守備力補正+15という訳のわからないことに。ソルジャーでも最終守備力29。鉄壁だ鉄壁!
シナリオ17〜18あたりには隠しクラスになれるか?

2022年5月18日

「ラングリッサー」はシナリオ16まで突破。クリスのメテオの火力がえらいことになりました。半径5マス範囲に6ダメージ(最大HP10のうちの6)とかつおい。しかもこれ、後作ではもっと強くなるらしいです。マジで?